映画「セッション」から学ぶ、成功の鍵
どうも。
篠原です。
今回は、第87回アカデミー賞で5部門にノミネートし、3部門受賞した名作「セッション」について、ご紹介していきます。
(セッション公式HPより)
ボクがこの作品を知ったキッカケは、ボクの経営の師から、オススメしていただいたことがキッカケでした。
「経営とよく似ている」とお話しされていたので、オススメ頂いてすぐ観たのですが、観て本当に良かったです。
特にラスト9分間は片時も目を離すことができないくらい凝縮されたクライマックスになっています。
まだ観ていない方はぜひご覧ください。
(セッション公式HPより)
1.「セッション」とは
セッションはマイルズ・テラー演じる主人公のニーマンが「偉大なドラマー」になるために、音楽学校に入学したところから、話が始まります。
ニーマンは入学当初は、一番下の初等クラスでしたが、教師のフレッチャーへのアピールというチャンスをモノにして、最上位クラスへ引き抜かれます。
偉大なドラマーに近づいたと喜び、意気揚々となるニーマンですが、フレッチャーのトレーニングは狂気にも似たスパルタなものでした。
あまりにもスパルタなため、次第に疲弊していくニーマン。
しかし、ニーマンは偉大なドラマーになることを夢見て、フレッチャーの狂気が乗り移ったかのようにトレーニングに打ち込み続けます。
血の滲むような努力を積み重ねていく、ニーマンにハプニングが訪れます。
ニーマンはコンテスト本番に関わらず、主奏ドラマーから預かっていた譜面を無くしてしまいます。
元々の主奏ドラマーは暗譜していませんでしたが、ニーマンは暗譜をしていたため、急遽主奏ドラマーを任されます。
周囲からはどんなものかと、見定められるような感覚がありながらも、ニーマンは見事コンテストでバンドを優勝に導きました。
こうして、ニーマンはハプニングをチャンスに変え、結果的に主奏ドラマーの座をもぎ取ることに成功します。
このニーマンの行動自体は意見が分かれると思いますが、自分にチャンスが来る前から準備をしていた姿勢、そしてチャンスを掴み取るハングリー精神は見習うところがあると感じました。
ストーリーとして、これで上手くいくのかと思いきやアンドリューの人生はまだまだ二転三転と大きく変わっていきます。
この続きはぜひこの作品をみて確認してみてください。
2.製作段階も普通じゃない!?
この作品の凄いところは、製作時の裏話にも詰まっています。
この作品の監督、デイミアン・チャゼルは「セッション」の脚本を書き終わり、絶対ヒットするとお墨付きをもらったものの、予算がまったくありませんでした。
(セッション公式HPより)
資金をつくったものの、撮影にかけられる製作期間はわずか19日間しかなく、1日の撮影時間は18時間以上という過酷なスケジュールで進行していました。
その過酷さは、チャゼルが撮影期間中に交通事故に遭ってしまったのですが、翌日には撮影に戻ってくるというほど、ハードなスケジュールとなっていました。
こんなにスケジュールがハードな理由はチャゼルに「サンダンス映画祭」でどうしても発表したいという想いがあったからだそうです。
ちなみに、本作品は撮影からわずか10週間で編集まで完了させたそうです。
撮影期間は1年以上がざらにある中で、凄まじいスピードで、チャゼルが「セッション」にかける熱意の凄まじさを感じます。
その熱意が乗り移ったかのような本作品、世界が震撼し、圧倒的な支持を得ているのもうなずけます。
ぜひ一度「セッション」をみてみてください。
ではまた。
篠原継之助
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