【映画】『グリーンマイル』ポールから学ぶリーダーにとって大切な3つのこと
こんにちは。
篠原継之助です。
今回は、スティーヴン・キングのベストセラー小説が原作の名作映画『グリーンマイル』をご紹介します。
本作は予告編でスティーヴン・スピルバーグが「途中で堪えきれずに、4回号泣してしまった」とコメントするほど、感動的で考えさせられる作品となっています。
物語が進んでいくうちに、登場人物達の想いの強さと運命の無情さを感じて心を動かされること間違いなしです。
何度でも観たくなるとてもいい作品なので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。
【あらすじ】
・人物紹介
まずは登場人物の紹介をしていきます。
・ポール・エッジコム:コールド・マウンテン刑務所死刑囚監房の看守主任。
死刑囚であっても蔑ろにせず、一人の人間として接することを心がけている。
尿路結石を患っていたが、ジョンの不思議な力で完治し、それ以来ジョンの死刑判決に疑念を持ち始める。
・ジョン・コーフィ:双子の幼女を殺害した罪で死刑となり、コールド・マウンテン刑務所に投獄される。身長が2mを超える大男で、性格は大人しく臆病。体に触れるだけで相手を癒す不思議な力を持っている。
・パーシー・ウェットモア:ポールの部下。州知事の甥であることをいいことに、看守や死刑囚達に対して横柄な態度をとる。冷酷で残虐な性格で、倫理観が欠如した行動をとる。
・ストーリー
死刑囚監房で看守主任を務めるポールは、死刑囚を刺激しないために常に穏やかで丁寧に彼らと接することを心がけていました。
看守の大多数はポールの考えに従っていましたが、州知事の甥であるパーシーだけは何度注意しても死刑囚に対して横柄な態度をとりつづけるため、ポールは彼の扱いに頭を悩ませていました。
そんなある日、ジョン・コーフィという、身長が2mを超える大男が監房に投獄されます。
ジョン・コーフィは双子の幼女を殺害した罪で死刑を宣告されていましたが、罪状や見た目に反してかなり繊細な性格で、何より触れただけで相手を癒す奇跡の力をもっていました。
ジョンはポールが患っていた尿路結石を治し、その後パーシーが踏み潰したネズミの命を救って見せたため、ポール達はジョンが神から不思議な力を授かった特別な存在なのではないかと思い始めます。
それと同時に、神の使いであるジョンに死刑を執行するのは、大きな過ちなのではないかと言う考えが浮かび始めてしまいました。
なぜ奇跡の力をもつジョンは、死刑を宣告されるほどの大罪を犯してしまったのでしょうか。
そしてポールは看守主任としてジョンに死刑を執行することができるのでしょうか。
続きは本作でご覧ください!
【リーダーにとって大切な3つのこと】
ここからはボクがこの映画の主人公、ポールから学んだ『リーダーにとって大切な3つのこと』を書いていきます。
印象にのこったエピソードを交えて書いていくので、ネタバレが苦手な方は映画を観てからご覧ください。
1)信念を曲げず、誠実に仕事をする
ポールは看守はもちろんのこと、死刑囚からも大きな信頼を寄せられています。
その理由は、ポールの誠実さにあります。
ポールは常に死刑囚達に真摯に接し、死刑を迎えるその日まで穏やかに過ごせるように努めました。
死刑囚がネズミをペットにしていればそのネズミを彼の友人として扱い、パーシーが死刑囚に対して威圧的な態度をとればすぐにそれを咎め場を納めます。
たとえどんな罪を犯していても1人の人間として向き合い、罪を償わせるために最大限のことをする。
そんなポリシーをどんな時でも貫き続けるポールだからこそ、死刑囚も彼に心を開き、信頼を寄せるのだと思います。
『信念を曲げず、誠実に仕事をする。』
これがリーダーにとって大切な1つ目のことです。
2)行動に責任をもつ
行動には責任が伴います。
人生には時に理不尽な事が起きることや、納得できないことが起きることもありますが、それに立ち向かうのもリーダーの役割の1つです。
作中でも、州知事の甥であることをいいことに死刑囚に横柄な態度を取り続けるパーシーに対し、ポールは彼を監禁室に閉じ込め、反省するまで出さないという大胆な行動に出ます。
上に密告されれば確実にクビが飛ぶ。
そんな状況でも、死刑囚や看守達の日常にこれ以上危害を加えさせる訳には行かない、と毅然とした態度でパーシーに向かっていく姿は、看守や死刑囚達にとって希望の光そのものだったのではないかと思います。
『行動に責任を持つ』
これがリーダーにとって大切な2つ目のことです。
3)やるべきことをやり続ける
物語が進んでいくうちに、ポールはジョンが罪を犯していないこと、真犯人は同じ監房に入れられている別の男であることを知ってしまいます。
冤罪であることを知ったポールは脱獄を勧めますが、ジョンは生きることに疲れたと言って死刑を受けることを望み、最終的にポールの手で死刑が執行されました。
冤罪だと知りながら、自分を何度も助けてくれた相手に死刑を執行する。
どんなに辛く、どんなに悲しいことでしょうか。
冤罪を主張すれば、もしかしたら死刑執行を遅らせることができたかもしれません。
しかしポールは色々な気持ちを堪えて、看守としてやるべきことを最後まで全うしました。
信念をもって仕事をすれば、それだけ壁にぶつかり、時には今やろうとしていることは本当に正しいのかと躊躇してしまう場面にも遭遇すると思います。
しかしそんな時こそ自分のやるべきことを見つめ直し、それを全うすることが大切なんだとポールを見て改めて感じることができました。
『やるべきことをやり続ける』
これがリーダーにとって大切な3つ目のことです。
【さいごに】
いかがでしょうか。
観れば観るほどポールやジョンのファンになっていく作品で、何度観ても色褪せない名作だなと改めて感じました。
少しグロテスクなシーンもありますが本当に感動する映画なので、気になる方は一度本作をご覧ください!
ではまた。
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