【映画紹介】藁の盾【ネタバレあり】
どうも。
篠原です。
少し前に友人にすすめられて「藁の盾」という映画を観ました。
警察小説をもとにして2013年に映画化された映画で大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、山崎努など豪華なキャストでも話題となりました。
孫娘を殺された政財界の大物・蜷川(山崎努)が犯人・清丸(藤原達也)に対して「この男を殺して下さい。名前・清丸国秀。お礼として10億円お支払いします。」という一文を新聞広告に掲載し懸賞金をかけたため、福岡で自首した清丸を東京に無事に護送するため護送チームが結成されます。その任務を任されたのがうちの2人が銘苅(大沢たかお)と白岩(松嶋菜々子)。
懸賞金目的で清丸を殺そうとする一般人や警察関係者から清丸を護衛しながら進んでいく48時間が描かれています。
<俳優陣の演技力の高さ>
映画の魅力は何と言っても俳優陣の演技力の高さです。
特に藤原達也さんは「憑依型」の俳優さんとして有名です。
この映画の完成報告記者会見で藤原さんが「全国民に嫌われたい」とおっしゃっていたのを見ましたが、藤原さん演じる清丸の救いようのないクズっぷりは見事すぎて、清丸の最後のセリフにはマジでどん底に叩き落とされた気分になりました(笑)
<何が正義か>
劇中では犯人の清丸を守るために、犠牲になる一般市民や警察官が何人も出てきます。大沢たかおさん演じる銘苅は「清丸を無事に護送するという職務」がありながら殺人犯を守るために死んでいく仲間や関係ない一般市民の犠牲を目の当たりにして「ここまでして殺人犯を守ることに何の意味があるのか」と葛藤します。
結果的に銘苅は職務を全うしますが、「何が正しいか、何を信じるか」って自分次第ですよね。
ボクも独立するとき「保証はないけど自分が決めた道を信じて進む」ということをしてきたので通ずるものがあるなと思いました。
個人的に好きなシーンは神箸巡査部長(永山絢斗)が殉職するシーンです。
「生きているうちにできる親孝行を全部しよう」と改めて思いましたね。
当たり前のことに気づかされる映画です。
ボクは経営の師匠から「成功者は石ころからでも学ぶ」と教えていただいているので、いつも「この映画で何を気づいて学べるだろう」という視点を持ちながら観ています。その前提があるだけで1つの映画から学べることってたくさんありますね。
ではまた。
篠原継之助
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